2017年1月観劇メモ
2017年1月
キリンバズウカ コルドファンvol.2「都道府県パズル2017」
1/20 20:00 @新宿シアターミラクル
上演台本 登米裕一(キリンバズウカ)
演出 日栄洋祐(キリンバズウカ)
Bチーム
碕理人、卯ノ原圭吾(キリンバズウカ)、渡邊安理(演劇集団キャラメルボックス)、高山龍(劇団平成商品)、小林まり枝、富田庸平(キリンバズウカ)、德岡淳司、大崎優花、磯野幸一
kirinba.seesaa.net
キリンバズウカ「都道府県パズル2017」観劇。故郷への愛と、愛だけでは生きていけない世間に束縛された人たちの会議劇。役者さんの表情がよかった。もうちょっと煮詰めてほしいところもあったけど面白かった。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月21日
都道府県パズル。言い争いになったときだけちらっと表出する東北の訛りが憎い演出だった。ああいうのリアル。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月21日
ちなみに今朝の我が家は偶然にもおでんでした。なぜか練り物メインに柚子胡椒の南海タイプ←
「世界」
1/21 14:00 @シアターコクーン
作・演出:赤堀雅秋
出演:風間杜夫、大倉孝二、早乙女太一、広瀬アリス、青木さやか、和田正人、福田転球、赤堀雅秋、梅沢昌代、鈴木砂羽
0121。舞台「世界」を観劇。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月24日
赤堀さんはなんであんなにも“人間”を描けるのだろう。日常の中のさらに何気のない時間。愛しくて切ない。切なくて哀しい。哀しくて明るい。叫びたいくらい素敵な芝居だった。
アマヤドリ「銀髪」
1/28 14:00 @本多劇場
作・演出:広田淳一
出演:笠井里美 倉田大輔 渡邉圭介 小角まや 榊菜津美 沼田星麻 中野智恵梨 石本政晶 相葉るか 相葉りこ 一川幸恵 宮崎雄真 中村早香(以上、アマヤドリ)
小菅紘史(第七劇場) 伊藤今人(ゲキバカ/梅棒) 谷畑聡(劇団AUN)
武子太郎(クロムモリブデン) 秋本雄基(アナログスイッチ)
遠藤杜洋 大塚由祈子 菊池鴻良 飯野愛希子 毛利悟巳
古澤美樹 根岸はるか 飯田紘一朗 門前竣也
0128。アマヤドリ「銀髪」観劇。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年2月4日
熱量と繊細のバランスが絶妙。パニックをビジネスにする、という発想に驚かされる。産んでしまった。産まれてきてしまった。未知なるエネルギーに圧倒された。
銀髪。フラッシュモブと題された“高円寺心中”の場面で体温がぐっと上がっていくのを感じた。ああいう表現があることに衝撃を受けた。美しかった。震えた。震えた。#アマヤドリ
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年2月4日
リジッター企画 十三攻撃「日の脚、わづかに見えて」
1/28 19:00 @小劇場楽園
作・演出 中島庸介(リジッター企画)
身体演出 森脇洋平(リジッター企画)
出演 真嶋一歌(リジッター企画)、斉藤ゆき(リジッター企画)、鈴木啓司(リジッター企画)、野田裕貴(梅棒)
0128。リジッター企画「日の脚、わづかに見えて」観劇。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月30日
やられた。震えた。終わりのない苦しみと、死への恐怖と、残された者が抱え続ける痛み。人間の豊かな心を蝕む。無意味な戦争。死ね、太陽。
日の脚、わづかに見えて。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月30日
現代の、ほんのちょっとだけ先にあるかもしれない話。心が苦しかった。長男に赤紙が来たときの、笑っても抑えきれない恐怖心に震えた。
“太陽”に込められた多重的な意味もすごい。憎い。#リジッター企画
「おにきり」を握るため「にくたい」の一文字を削った。あれが崩壊の合図だったのかもしれない。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月30日
何度も繰り返された“濁点”の重要性は、当たり前のものが当たり前にあることで成り立っている現在、を皮肉っている気がした。日の脚、わづかに見えて。#リジッター企画
最後の場面は、もしも「たい」だけを食べたら、あとに残るのは「し」なのだから、やはり「したい」を食べるしかなかったのだ、と解釈。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月30日
生きるために得体の知れないものを食べる。そこまで人間を追い込む戦争。おそろしい。日の脚、わづかに見えて。#リジッター企画
「したい」は死体でもあり、戦時中の何もかもが失われた中で「○○したい」と、長女がわずかな希望を見出だそうとしたのかもしれない、と今さら閃いた。言葉ってすごい。日本語ってすごい。日の脚、わづかに見えて。#リジッター企画
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年2月2日
もしも最後まで「にく(肉)」を大事に残しておいたら「し(死)にたい」と「く(苦)」が残っていたんだなあ、と、運命の残酷さを痛感する。さすがに深読みしすぎた。日本語たのしい。 #リジッター企画 https://t.co/SMuml3wP5Y
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年2月2日
きのう。アマヤドリでは抽象的に、リジッター企画では直接的に、人間の原点でもある「生きる」「死ぬ」というテーマを突きつけられた。考えさせられた。苦しい。頭が痛い。すばらしい。
— 赤いガチャピン (@gacha315k) 2017年1月29日