播州姫路 - 壱

8.27。
広島から1時間。寝る暇もなく降り立ったのは姫路。ひめじ。

軍師官兵衛」のOP曲が頭の中で鳴り響く。
実はそれが「風林火山」のOP曲だったことは内緒。9年前になるのか。やけに古いやつを引っ張り出してきたな、私の脳(笑)

きれいな駅前、からまっすぐ伸びる道、の先には姫路城。

はじめての姫路城。
入城するのに1,000円かかった。やはり敵を容易に侵入させないためにはこのくらいの値段でなければならないのだろう(違う←

大好きな鳥瞰図でテンションが上がる私。
これを見ただけでも姫路城の複雑さがわかる。すばらしい。

立派な石垣だ。
これを見ただけでも、浜松城岩国城のような“がっかり感”はなさそうだ。むしろ比べることが間違っているよね。すいません。


おお。この道幅の狭さには驚いた。訪れてこそわかる発見。
なるほどねぇ...と独りで何度も感心する。

段差や段の幅もばらばらにして歩きづらくしている、らしい。
これは近くにいた解説員らしき人の話を盗み聞きした←

正面に鎮座する天守を目指し、塀と石垣の間を進んでいく。
なぜか気持ちが高ぶってくる。

狭間。さま。もはやアートだ、美しい。


目の前が石垣。行き止まりだ。まんまと引っかかった(違う←

直角に左へ曲がらされる。さらに左へ曲がらねばならない。
それはまさに箱根をも凌駕するヘアピンカーブ(笑)

これは攻めづらいよなぁ、となぜか敵陣に同情してみる。

「にの門」あたりからは門構えが急に低くなった。

これが堤幸彦作品ならば阿部寛は間違いなく頭をぶつけているレベルだろう(映画「TRICK」より)
佐藤二郎はぎりぎり大丈夫な気もするが...つーか、そんなに高身長なイメージないのになぁ(ドラマ「神の舌を持つ男」より)

脱線した。
こういうときに限って人の波が途絶える。誰もいないと、いまいち門の低さが伝わらない。

天井の低さに加えて、中は薄暗いし、ここでも直角に曲がらなければいけない。天井の板を外して槍で攻撃もできるらしい。容赦ない。

勢いよく入ってきた敵陣もここでブレーキがかかるだろう。

反対側から見た「にの門」もなかなかえげつない。
こちら側から逃げようとしても、前のめりになったら絶対に転ぶ。重い武具を身に着けてたら余計逃げづらい。

それとも体を後ろに反らすのだろうか。武士のリンボーダンス。ハライチのネタっぽい(笑)

ふたたびどうでもいい脱線をした。

さらにお次の「ほの門」は私でも頭をぶつけるくらい低い。
門の奥はすぐ階段になっている。先が見えないのも怖い。


やっと天守の下まで辿り着いた、と思ったら、上から石が落ちてくるんだもん。こりゃ、たまらんわ。




いまだ天守まで書き進められず、やはり攻略が難しい城だ(笑)

つづく←