叡電をゆく-Ⅲ
6.16。もはや雨は止む気なんてなさそうだ。
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蕎麦屋の天丼を食し、圓光寺に向かった。
龍をイメージした石庭。
あ、奥の石を龍の頭に見立てているんだ、と今になって気づいた←
おお、もはや龍にしか見えない(笑)
ちょっとした心意気が素敵すぎる。
ここもすごい。深紅の絨毯ずるい。
雨の音しか聞こえない。すぐに無心になれる。
「そうだ京都、いこう」
ついついそう呟いてしまいそうな写真ですが、どうやら意外にもポスターの撮影地にはなっていないようです(私調べ)
庭園とは反対側に目を向ける。
こちらも雰囲気があって、これまた趣がある。
なんて読むんだろうね(小声)
なんとなく意味は分かるのだが←
私が気になったのはこの座禅堂。幡龍窟。
「幡」は送り仮名をつけると「蟠り(わだかまり)」って読むんだっけか。なんともすごい名前だ。
二炷の線香が燃え尽きる。
身を整え(調身)、呼吸を整え(調息)、心を整え(調心)、無になり切っていく。
本当の自分を探す旅の第一歩でもあります。
明治以降、日本で唯一の尼僧専門道場だった圓光寺の禅堂。
近年まで実際に尼僧達が集団で修行にあけくれた処で坐ります。
http://www.enkouji.jp/zazen.html
たまには無心になって座禅を組んでみるのもいいかもしれない。
個人向けの座禅会は日曜の6時からで、初心者は15分前までにいかねばならないらしい。たとえ出町柳から始発に乗っても間に合わない模様。難易度が高い(苦笑)
ただし座禅をさせていただくなら圓光寺さんがいいだろう、と直感的に思った。
あ、その前に私の猫背を直さないといけませんね←
圓光寺から徒歩数分のところにある、八大神社にやってきた。
ここの境内地の一乗寺下り松で、
宮本武蔵が吉岡一門と決闘したと伝えられているらしい。
なんと思いもかけず宮本武蔵と佐々木小次郎をコンプリート(笑)
【20160616 宮本武蔵@八大神社/京都】
【20150424 佐々木小次郎@錦帯橋/山口】
本殿に上がる前にまさかのトラップ。かなり大股じゃないと思わず踏んでしまいそう。
いやいや。こうやって綺麗に掃かれていると、こちらも心が洗われる気がして、とても気持ちのよいものです。
お次はお隣の詩仙堂。本当にお隣。
素敵な佇まいで私を迎えてくれる。
なんだか門をくぐるだけで心が高ぶる。
つつじが咲いたころは綺麗なのですよ、と言わんばかりの庭園。
雨の中、蛙の鳴き声が響いていた。
あまりにも鳴き続けるもんだから、録音したものを流してんのかと思った。ごめんなさい
なぜか、若い人が多かった。
どうやらみんな日常に疲れ切っているらしい(違う
最後にいただいた御朱印たち。
圓光寺は拝観前に預けるパターン、詩仙堂は書置きタイプのみの対応、八大神社は見開きバージョン。メモとしてはそんなとこだろうか。
今回もいい旅となりました。
いろんな出逢いや美味しさに感謝。雨の新緑。ほんま素敵やった(棒読み)
(おわり)