叡電をゆく-Ⅱ
6.16。雨の京都も悪くない。
水の神様に別れを告げ、貴船口に戻ってきた。
雨がますます強くなってきた。きっとお見送りしてくれているのだろう、と考えないと心が折れそう。リュックはびしょ濡れだ(笑)
きららがやってきた←
一部の座席が窓側を向いてる特別な車両。ここだけは晴れてて欲しかった。欲深い私。容赦なく降り続ける雨。
20分ほど歩いたようだ。
なんとも目立たないところに蓮華寺はあった。
これは期待感の高まる佇まい。
ため息をついた。
畳がほのかに緑がかって見える。
そのくらい目の前の新緑が綺麗だった。まぶしい。
そして角度によって見え方が変わる。趣深い。
これはすごい。
目をつむる。
雨の音。心地よい風。風に揺れる青もみじ。お香の香り。鯉がたまに跳ねる音←
感性が研ぎ澄まされる。たたただ無心になる。
「佛」
ずっとここに座っていたかった。
が、人間どんなに感動していても腹は減るらしい。
前言撤回。私、ぜんぜん無心になってなかった←
前日の大阪戦で勝ったら三田屋本店さんのステーキを豪勢に喰らってやろう、と企んでいたのだが・・・
惨敗だったので泣く泣く諦めた。
お蕎麦屋さんに向かう。
そば処 笹喜さん。
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