叡電をゆく-Ⅱ

6.16。雨の京都も悪くない。

yu-sanpo.hatenablog.com

水の神様に別れを告げ、貴船口に戻ってきた。
雨がますます強くなってきた。きっとお見送りしてくれているのだろう、と考えないと心が折れそう。リュックはびしょ濡れだ(笑)


きららがやってきた←

一部の座席が窓側を向いてる特別な車両。ここだけは晴れてて欲しかった。欲深い私。容赦なく降り続ける雨。

八幡前駅で降りる。
風も出てきた。悪天候の予感しかしない。

20分ほど歩いたようだ。
なんとも目立たないところに蓮華寺はあった。

これは期待感の高まる佇まい。

f:id:yu_sanpo:20160705170639j:plain

ため息をついた。

畳がほのかに緑がかって見える。

そのくらい目の前の新緑が綺麗だった。まぶしい。f:id:yu_sanpo:20160705165646j:plain
f:id:yu_sanpo:20160705165928j:plainf:id:yu_sanpo:20160705170423j:plain
f:id:yu_sanpo:20160705170613j:plain
そして角度によって見え方が変わる。趣深い。
これはすごい。

目をつむる。
雨の音。心地よい風。風に揺れる青もみじ。お香の香り。鯉がたまに跳ねる音←

感性が研ぎ澄まされる。たたただ無心になる。



「佛」

ずっとここに座っていたかった。
が、人間どんなに感動していても腹は減るらしい。

前言撤回。私、ぜんぜん無心になってなかった←


前日の大阪戦で勝ったら三田屋本店さんのステーキを豪勢に喰らってやろう、と企んでいたのだが・・・
惨敗だったので泣く泣く諦めた。

蕎麦屋さんに向かう。
そば処 笹喜さん。
[tabelog:880757:detail]

なんと例のステーキ屋の真向かいだった。

これはつらい!Σ( ̄□ ̄;)笑

天丼。美味しかった。

泣きながら食べました(大嘘)


あまりにも強い雨だったので、叡電の駅まで戻る気力はなく、近くのバス停から次なる目的地へと向かった。

臨機応変。良くも悪くも便利な言葉である←

(つづく)