はじめての吹田

6.15。広島から新幹線に飛び乗り、新大阪で乗り換えて、千里丘からタクシーでちょうど1,000円のところにそいつは建っていた。
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市立吹田スタジアム

もちろん浦和としては初めての吹スタ。
吹スタって略すとなかなかダサいので、これからはこう呼ぶことにしよう←

新国立競技場が馬鹿みたいな茶番で揉めているときに、寄付金を中心とした、総工費約140億円で作り上げてしまったサッカー専用スタジアム。


アクセスがいいとは言えないが、15時に仕事をあがってきて、18時に現地へ着いたのだから、わりとスムーズに辿り着くことはできた。

すげぇや。
ゲートをくぐった瞬間のこの高揚感をひさしぶりに味わった。

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水曜日なのにビジターのゴール裏を埋めてしまう浦和はやはり誇らしい。私もそのひとりではあるのだが←

ちなみにコンコースとか階段は想像以上に安っぽかった(笑)
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ゴール裏を覆う透明な屋根。
サポーターの声も抜けないだろうし、風さなければ雨に濡れることもなさそうだ。


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珍しくスタメンをいじってきたミシャレッズ。
森脇が累積なので加賀先発。そして駒井、石原、ズラタン。こうやって名前だけみるといまだに違和感がある。時代の変化ですかね。

石原なんかは移籍してきて、長期離脱して、いつかの山瀬を思い出してしまうので、そろそろ貪欲に先発争いに加わってほしい(笑)


ああ、試合のことは忘れた。
前半1minの阿部ちゃんの枠外のミドルには「やってやろう」という気持ちが感じられたのだけれど、あとは大したハイライトもなく・・・

呆気なく宇佐美にやられた。簡単にやられた。

悔しい。むしろ不甲斐ない。

点はとれない。勝負しない。パスがあまりに雑すぎる。カウンターを喰らう。うちらはこんなお粗末なチームだったっけか。


今シーズン、うちとの対戦のときだけドン引き戦術をされて、このままでは浦和はずっと点を取れないのでは、という謎の不安に襲われた。

それは大げさだけど、笑い事ではなくて、そのくらい危機的な状況ではあったと思う。




それにしてもこの日、うちのゴール裏は生ぬるかった。
チャンスを失うとすぐに声量が落ちるし、相手が攻めてるときに笑い声が聞こえてくるし、手拍子すらしない輩ばっかりだった。

わかってる。選手がつまらないサッカーをしてるのだ。
違う。そういうときこそ俺達の声でゴールを呼び寄せるのだ。

これまで浦和のゴール裏はそういうスタンスではなかっただろうか。

そういう意味では悔しいけど、大阪のサポーターのほうが上手だった。
手拍子ひとつにしろ、ほとんどが頭の上でやってるから、ものすごく統制されてるように見えた。

ま、大きい箱になったからか、荒々しいイメージの大阪サポさんはとてもお行儀よく見えました。ええ、残念です←


試合後、あまりに悔しいので千里丘まで歩こうと、人の流れに身を任せて歩いていたら、なぜか廃墟と化した万博の前にたどり着いた。
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どうせ京都まで行くのだから、結果オーライか。ここから茨木駅までシャトルバス。帰り道の選択肢は多い。

いっそコンビニでもよかったけど、
せっかくなので“海鮮居酒屋 ニューエビスノ”さんに突撃。
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ものすごい活気。若い。みんな白いTシャツでてきぱきと動き回っている。いいね、こういうの。

やってらんねぇ、と敗戦後のやけ酒。冷えてて美味い。

まずは定番のポテトサラダ、と注文したら凄いもんが出てきた。
ソースと絡めてあるけど、そこまで濃くはない。食感の残った皮付きのじゃがいもが美味い。

正直、これだけでお腹いっぱい(笑)

かつおのたたき。これも美味しかった。

このほかに出し巻き卵と牛すじどて煮込みも頼んだ。一皿一皿にボリュームがあって、ものすごい満腹感。チキンラーメンは諦めた←

ここ、友達とか同期といったら絶対楽しい。
もちろんひとりでも・・・負けた後はもうちょっと落ち着いた雰囲気で飲んだほうがいいかもしれない。ただし味と雰囲気は間違いなく美味しかった。


こうして最終チェックイン時刻の5分前にホテルへ辿り着くのであった。